エフ・コード(9211)が増資を決定!気になる株価への影響は?

株式投資 学びの部屋
たかぼー
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こんにちは!たかぼーです!

本日は私が保有している銘柄が増資を発表したので、この増資がどうなっていくのかをまとめていきたいと思います。

エフ・コード(9211)はどんな企業?

業績推移について

エフ・コードは業績が非常に好調な企業です。

2023年12月期は売上約2.3倍、営業利益約5倍、株価に影響を与えるEPS(一株当たり利益)は上場時と比較して2.4倍に伸びている企業です。

2024年12月期についても、売上約1.8倍、営業利益約2倍、EPS約1.6倍を見込んでおり、成長著しい企業です。

どんなビジネスを展開しているの?

エフ・コードが提供しているのは、DXによるサービスです。

WEBサイトを構築したり、Instagramを活用した集客による提案、はたまたchatbotなどを活用してお客様とのコミュニケーションをとることを提案したりと、企業と消費者の接点の場を作り、どうやって顧客として呼び込んでいけるかというところまでサービスを提供しています。

さらに、提供するサービスで購買データも蓄積されることで、購買分析やネット上での顧客の行動分析もできるようになり、消費者との接点において入口から出口まで一貫してサービスが提供できるようになっています。

そうしたサービスが評価され、顧客数も拡大。大手企業もクライアントとなり、サービスを受けているようです。

どうやってビジネスを拡大しているの?

勢いのあるエフ・コードですが事業拡大はM&Aを繰り返してサービスの拡充をしてきています。

2022年は5社、2023年も5社とサービスを拡大するうえで必要な会社と一緒になることで、規模拡大をしてきています。

基本的には以下をポイントとしてM&Aをしているようです。

・提供するサービスの拡充につながる企業を選定

・勢いのある企業を選定し、自力でも業績伸長が見込める企業

・黒字を出しており、収支にも寄与する企業

事業を再生するというよりは、自社をますますスピード感を持って成長させるために必要な要素を抑えてM&Aをしているようです。

こうしたM&Aによって、自社もしくは、M&Aをした顧客に対してクロスセルでサービスを提供できますし、新規顧客に対してもあらゆる角度でサービスを提案できるようになるため、効率的に売上も伸長させることが出来るという構造となっているのがわかります。

この勢いは続くのか?

M&Aによる事業拡大でもあるため、本当にこの勢いのまま、事業が続くのか不安になりますが、どうやら売上24.8億円のうち継続率は約90%とストック型のビジネスモデルであり、顧客数も順調に伸びてきております。

2023年9月期から2023年12月期にかけての売上推移は以下の通りです。

2023年 9月期:売上15.8億円 顧客数2,445社

2023年12月期:売上24.8億円 顧客数2,616社

増加分    :売上 9.0億円 顧客数 171社

2024年12月期:売上予想46.3億円となっておりますが、単純に9.0億円×4四半期で36億円です。

10億ほど差がありますが、これはすでに見込み顧客や、これまでの増販分を多少加味した中で計画を立てているのでしょう。

2024年12月期の業績予想については、保守的にかつM&Aは加味しない業績予想であることも決算説明資料の中で明記されているため、今後ますます売上が伸びる可能性がありそうな気はします。

増資を発表!株価への影響は如何に・・!?

そんなエフ・コードですが、4月16日に増資を発表しました。

本日の売買でなぜこんなに下がっているのかと思いましたが、この件があって少し織り込まれたのかもしれません。情報漏れてないのかと思いましたが。。

そもそも増資とは?既存株主にとってのメリットは何?

増資のメリット

・返済不要の資金がスピーディーに調達可能

・財務基盤を強化することで信用力が高まる(融資もされやすくなる)

・さらなる資金調達力により、事業の成長スピードを加速させることが出来る

増資とは新株を発行することにより、返済不要の資金を市場からスピーディーに調達することが可能となります。

増資をするには取締役会の承認を受け、その後株主総会の決議を経ることで行うことが出来るようになります。もちろんデメリットもあるので、慎重に判断する必要はありますが、融資を受けるというのも簡単ではありません。特にオーナー企業であれば決議は早く、このスピード感は魅力です。

増資が行われることにより、自己資本が高まり(自己資本比率の向上)財務の健全性が高まることとなります。

また、投資家が増資を受けるということは、投資家にとっては戻ってくるかわからないというリスクを負うことになります。それでも増資をするということは、その企業に対して期待をしているからであり、そのことは信用力を向上させることにもなります。

そうすることで融資も受けやすくなり、成長速度を速めることが可能になっていきます。

デメリットは?

増資のデメリット

・既存の株主にとって不利益になる可能性がある

増資をすることによって発行済株式数が増えるため、1株の価値は下がることになります。

よって既存の株主にとっては不利益になる可能性があります。もし増資によって成長が見込めないということがあった場合には、大きな損失を被る可能性があります。

そのため、事業の成長可能性をどう見るかが増資における売買に重要な視点となりそうです。

今回の増資はプラスに寄与するのかどうか?

今回成長著しいエフ・コードが増資を発表しましたが、個人的にはそんなにネガティブではなく、ポジティブに捉えることが出来ました。

過去2年でM&Aで着実に実績を伸ばしてきておりますし、検討案件も増加しているとのことで、今後もシナジーを発揮したM&Aがなされるものだと考えています。今回の増資により、さらなる資金調達を経て、スピード感を上げていく事が考えられます。

現在の業績にはM&Aによるものは織り込まれていないため、スピーディーに進んでいけば現在の業績予想でEPSも73円ではなく、さらに高まる可能性も秘めています。

認知向上にも一役買ったニュースだと思いますので、まずは我慢をしてホールドしようと思います。

24年12月期決算で良い結果となっていることを願いましょう。

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