半導体関連株の今後|信越化学工業の工場建設で活気!

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たかぼー
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こんにちは!たかぼーです。

今日は私が保有している銘柄(24年4月9日時点)である信越化学工業のニュースから半導体関連株が伸長していくのかを考えていきたいと思います。

今回のページで解決できることは以下の3つです

・半導体業界がどうして伸びているかが把握できるようになる

・半導体業界について全体像の理解ができるようになる

・今後の半導体関連株の見通しが明るいということがわかる

それでは早速行ってみましょう

半導体銘柄が注目されている背景

半導体が昨今非常に注目をされています。まずはその背景を調べていくとIoT・5G・ビッグデータ・AIなど世界中でデジタル化が加速しております。そのきっかけになったのは新型コロナウイルスになります。パンデミックの影響でリモートワークが普及したり、無人化、省人化を検討する機会が増えていきました。

AIについては日々進歩を遂げようとしており、ChatGPTのようにテキストで会話できるものや、デザインも生成してくれるものまで生まれてきています。

こうしたデジタル化を支えているのは半導体となりますが、この想像以上の成長速度と半導体の供給にGapがあり、各企業でその穴埋めをどうするかが模索されています。

半導体関連が一気に再注目された24年4月9日のニュース

米商務省、TSMCの新工場建設に対して66億ドル(1兆円)の補助金支給を発表

アメリカでは半導体世界大手であるTSMCに対して補助金を支給すると決定しました。アメリカとしては伸び行く半導体需要を誘致していきたいということと、米中貿易摩擦もあり、中国依存度を減らすことが狙いだと言われています。

信越化学工業、群馬県に56年ぶり半導体素材の国内新工場建設が決定

時を同じくして日本国内でも半導体関連銘柄でもある信越化学工業で、56年ぶりに新工場が設立されることがニュースとなりました。建設費はなんと、830億円にもなるそうです。

半導体業界は大きく、3つに分類することが出来ます。

1.半導体そのものを作るメーカー

2.半導体を作る装置を作るメーカー

3.半導体を作るための素材、材料を作るメーカー

3は川上ということになります。

信越化学工業は、半導体素材メーカーと言われており、世界シェアはNO.1です。

素材・材料がないと半導体が出来ないということを考えれば、やはり需要が大きくなっていて今後も成長見通しが立てられているということの裏返しなのでしょう。

4月9日のニュースでは半導体関連のニュースがいきなり二つも飛び込み、株価も大きく伸長しました。

信越化学工業の投資が意味すること

半導体関連が伸長していくというのは少し前から言われていました。ただ、今回のニュースでそれがかなり確度の高いものであると思わせることになったのではないかと考えます。

信越化学工業は財務体質も健全で、投資をするにも慎重な企業と言われています。自己資本比率は80%を超え、営業利益率も30%近い数字を残しています。キャッシュについても潤沢で1兆円以上あるような状況です。(会社四季報:2024年3月出版より)

投資をしようと思えばいくらでもできた財務体質の中、今回56年ぶりと約半世紀ぶりに新工場を設立することを決めたこと、土地まで取得して建設を進める事。これはかなり先々の見通しが立っている中で決めていることなのだと推測することが出来ます。

半導体の日本国内の市場は2027年に10兆円になると言われており、23年比140%となります。

そう考えると国内・海外と今後もますます伸び行く中で、半導体を作るための素材を提供する企業の存在感は増してくるはずです。信越化学工業という慎重な企業が新工場設立を決めたということに業界全体が活況であることが伺えます。

必ずしも半導体関連すべてが期待されているわけではない

今日ニュースが出ましたが、日経新聞に出ていた銘柄の値動きがどうだったのか見ておきましょう。

6723ルネサス(前日比▲33円)半導体メーカー

8035東京エレクトロン(前日比+1,330円)半導体製造装置メーカー(世界3位)

6361荏原製作所(前日比+480円)半導体研磨装置世界首位級の技術力

4063信越化学工業(前日比+275円)半導体素材メーカー。シリコンウェハで首位

4183三井化学(前日比+26円)

7912大日本印刷(前日比▲17円)

上記で見ると明暗分かれたように感じます。共通するのはグローバルで競争力がある企業については、大きく伸長しています。こうした業界の賑わいもグローバルでどういう位置づけなのか注視したうえで投資判断をしていくほうがよさそうですね。

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